サーバとクライアントはシステム開発においてハードウエアではもっとも重要な部類に入ります。特にサーバについては低価格モデルも登場しており、コスト削減のために低価格モデルで実装する必要に迫られることも多くなっています。低価格サーバモデルはCPUやメモリの数が少ないだけで高級機と同じ筐体を利用することが多く、安定性は高いとおもわれがちです。しかし、高負荷な状態に耐えられないことが多いため、事前に負荷テストをしっかり行なうことが安定稼働につながります。

システム開発にどうしても予算をつぎ込めない場合にはサーバを諦めてクラウドを活用することも重要です。サーバにかかる経費は本体購入費用の他に、物理的サーバの保守、電気代、メンテナンス要員の人件費が必要です。そのため、これらの費用をカットするためにクラウドを利用することが多くなっています。ただし、クラウドを活用するにしてもメンテナンス要員は用意しておかないといざというときの対応できないことになります。

また、クラウドをシステムで利用すると負荷が高い時にうまくいかないと考えられがちですが、クラウドで選べるサーバはトップクラスの処理能力からコスト重視の処理能力まで細かく設定でき、また、負荷が高い時には自動でサーバを増やすということも可能になっています。物理サーバを利用する場合は台数を増やすのはとても大変ですがクラウドはボタン1つで増えていきますし、負荷に応じて自動で増やす、減らすことも可能です